2000年から行われた松下電器の改革は、中村改革と言われる。
1万3000人のリストラ、十四のドメインへの事業集約、マーケティング本部の設立とそこへの若手社員の配置など、広い領域で、抜本的な改革がされた。
伊丹先生は、これを成功した改革という。
はて? 今、パナソニックは、ホールディングスを解体せねばならない状況で、「失われた30年でした」みたいに言われている。
中村改革、経営理念を除いて聖域なき破壊と想像がもたらしたものは、新たな停滞でしかなかったのか?
伊丹先生が言う日本的な論理を、中村改革は見事なまでに見損なっていたとしたらどうだろう?
私たちは、中村改革と全く別のやり方がいいのではないか。
中村改革から、村中保守へ。頭を切り替えてみよう。